燕・弥彦総合事務組合

消防団員に支給した年額報酬に係る源泉所得税の徴収不足について

2024年01月19日掲載

過去に消防団員に支給した年額報酬について、源泉所得税額の計算方法及び源泉徴収票の記載内容に誤りがあり、過少に源泉徴収していたことが判明しました。
燕市消防団員及び弥彦村消防団員の年額報酬を受給されていた方に、多大なるご迷惑とお手数をおかけしましたことを、謹んでお詫び申し上げます。

１.誤りの内容
消防団員の年額報酬に係る源泉所得税については、令和４年３月31日までの支給分は５万円以下であるものに限り非課税とされ、５万円を超える年額報酬は、その全額が課税対象とされていました。
しかし、当組合では、５万円を超える年額報酬から５万円を差し引いた金額を課税対象として計算していました。
また、令和４年分の源泉徴収票の記載に誤りがあり、住民税を過大に徴収した可能性が生じました。
なお、年額報酬が５万円以下の方については、源泉徴収しておりません。

【参考】
年額報酬が年５万円を超えるものについて、その金額から５万円を差し引いた金額を課税対象とする取り扱いでしたが、当該取り扱いは、平成10年11月26日に廃止され、年５万円を超える年額報酬については、その全額が課税対象とされていました。

２.誤り判明の経緯
11月下旬ごろ他都市が誤りを公表したことを受けて当組合でも状況を調査し、12月に入り税務署に照会したところ、燕市消防団及び弥彦村消防団でも同様に誤った取り扱いをしていることが判明しました。

３.源泉徴収の徴収不足の影響を受ける方
税法における時効により５年間遡り、平成31年１月１日から令和３年12月31日の間、燕市消防団の副分団長以上の階級及び弥彦村消防団の分団長以上の階級にある年額報酬を受給した71名が対象となります。

４.徴収不足額

５.対応状況

（１）対象者へのお詫びと説明について
昨年末から今月にかけて対象となりました方々へお詫びと説明を丁寧に行い、当組合への納付をお願いしました。

（２）徴収不足額の納付について
近々全員の方々から不足額を納付していただき、当組合から巻税務署にまとめて納付する予定です。

（３）源泉徴収票の再発行について
該当する消防団員の方に、平成31年１月１日から令和４年12月31日支払分の正しい内容で記載した源泉徴収票（再発行）をお送りいたします。

６.再発防止等について
今後の消防団員報酬の支給事務にあたり、源泉徴収票等の作成手順や留意点をまとめたマニュアルを整備するなど、法令を遵守する事務体制を確保し、再発防止を図ってまいります。